6AW8A
シングル

テレビ用垂直出力管でつくる3極管アンプも直出力管本来の
リニアリティも問題あるし出力部の入力感度や組合せられる
3極部の増幅率の点で2段増幅では十分なGAINがなくNFBも
ほとんどかけられない等限界を感じていた。            
         
他の管種を考えてみると12BY7A等の映像出力管は4.5MHz
まで広帯域増幅でリニアリティがよく高域特性もいいはず。
12BY7Aが万能管だが後期には3極5極管も多く使用され、
組合わせられる3極部はμが70くらいあり出力部を3結に
しても十分なGAINが確保できるようである。          
ここで一般的な6WA8Aをはじめ数種の球を入手して特性等
の資料を検索してみるとフースリー氏が3結のデータまで
作成、公開していることがわかった。               
            
思ったとおりリニアリティがよく、Egは5V程度で3.5Vでフル
スイングである。このデータをがあってこそはじめてアンプ
製作をきめたところである。 手元にタカチのFU39-100
という以前5687の超miniアンプを組んだケースが2個
残っていたので(FUシリーズは生産中止)これを使って
6AW8Aと6JV8の2台の手のひらサイズのアンプを製作した。

完成後、試聴してみると」思ったとおり素直な音で高域まで
きれいな音のするアンプに仕上がった。           
                          
 
 
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